星像が流れるのは赤道儀が水平でなかったためか?

Borg71FL+レデューサーで、これまでに星像が丸くなったのが、1117日の1回だけでした。その時点では、フランジバックと、ヘリコイドの前後の鏡筒の傾斜を調整したので、うまくいったと思っていました。

光軸の傾斜は関係ない?

しかし、その後128日から22日の間に、何度も試したのですが、いずれも左上(縦構図ですので、北西側)の星像が放射状に流れていました。

数日の間、ヘリコイドの前の鏡筒を上下左右に移動させてみましたが、基本的に上のように左上の星像が最も悪くなっていました。いずれも偏芯率が0.6を超えていますので、かなり目立ちます。

赤道儀の水平を調整にすると少しまともに

一度だけうまくいき、その後再現しないような要因が何かを考えてみました。三脚を三脚スプレッダーに乗せるとき、はっきりとはまらずに縁に乗っていたことがあることを思い出しました。これが、南西側の足でしたので、もしかしたらと思い、南西側を上げるように調整しました。泡水準器では、調整前後で大きな差があるようには見えませんでしたが・・・

上が、1225日に試しに撮影した画像のeccentricity図です。以前ほど偏芯率が良くないのは、ガイドエラーのせいだと思います。RA側のエラーが大きいので、どうしても縦長の星像になります。しかし、最大の偏芯率は0.6より小さくなっていますし、周辺部との差が大きくないので、画像処理である程度修正できます。私としては満足できるものです。

星像の流れの原因?

もし赤道儀が水平でないことが、星像の流れの原因であれば、赤道儀が上下したがって南北に(画像は縦構図を横にしているので左右に)回転しており、その中心が中央より下したがって南に(画像では中央より右に)あるために、北側の(画像では左側の)星像が大きく流れるのではないでしょうか。

これから

1225日以降はチャンスがなかったので、今日から何度か撮影して確認してみます。

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