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ステラリウムのカスタム風景を作る

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ベランダ撮影で視野を遮る建物や立木については、 N.I.N.A. のカスタム地平線で見えるようになりました。しかし、ベランダでは天井も大きなバリアになります。これをステラリウムの landscape の機能で見えるようにしました。ベランダからの視野はあまりに狭いので、次のように天井の上の方は見えるようにしています。 次は西側を拡大したものです。 スマホでベランダのパノラマを作る アンドロイドのスマホでは、「 Google カメラ」でパノラマ撮影ができるようになっているはずですが、私の AQUOS ではその機能がないようです。次の「パノラマ 360 カメラ」を使いました。 天井が映るようにスマホを高く上げて撮影しました。次のようなパノラマ画像になります。 GIMP で landscape 画像を作る まずは、建物・立木・天井を除いた空を透明にしていきます。 ステラリウムのlandscape 画像は、横 2048 ピクセル、縦 1024 ピクセルにしなければなりません。そのため、パノラマ画像に上下の画像を追加して、上下の中心が地平線になるようにします (適当です) 。地平線から下は黒く塗りつぶし、障害物以外は透明にし、 png で保存します。 ステラリウムで landscape 画像を指定する ステラリウムの landscapes フォルダーに、例えば次のように custom フォルダーを作り、この画像を入れます。 そのフォルダーに、次のようなlandscape.ini ファイルを作って入れておきます(緯度・経度・高度は空白にしています)。 ステラリウムでは「空と表示の設定」「風景」で、ここで設定したnameの「 Kanagawa」 を指定します。「風景の明るさ」をチェックして、背景の明るさを指定します。同時に「設定画面」で「設定を保存」と「表示オプションを保存」をクリックしておく必要があるようです。 これから うまくできているようですが、ステラリウムの背景と、実際の空の様子を照合しなければなりません。一致していなければ、方位は landscape.ini ファイルの angle_rotator を調整し、高度については png ファイルを調整する必要があります。晩酌があまり進んでいない晩

ガイドエラーは劇的に改善も・・・

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AZ-EQ5 GT のガイドエラーが大きいことがどうも気になっていました。載せている e-130D が重いためかと思いましたが、軽い FRA400 でも同じようなものです。次は典型的なガイドグラフです。 RMS が 1 分角より小さいので良しとしても、 DEC と RA の差が 2 倍近くあります。これまでにやったのはギアのかみ合わせを調整し、遊びをなくしたことですが、それほど改善したわけではありません。 RA のギア同士が平行になっていない! もう一度良く調べてみると、 RA 側のモーター側のギアが大きく傾いていることに気づきました。なんども噛み合わせをいじっているうちに、左右のバランスが崩れたようです。次は調整後のものですが、まだ多少は上のギア部が左に多少傾いています。当面はこれで良しとしました。もっと早く気づくべきでした! この状態で e-130D を載せたガイドグラフは、これまで見たことがないほどフラットになっています。ガイド鏡は ZWO ミニスコープ(焦点距離 120mm )、カメラは ZWO ASI 290MM です。 RMS は DEC が 0.15 程度、 RA が 0.3 程度と、初めて目にする低い数値です。 思い切り星が流れる これは星像も安定するはずと思いこんで撮影したのですが、どの場所の星もひどく流れています。 PixInsight で測った偏芯度も、全ての場所で 0.6 を超えています。 RA と DEC のガイドエラーには、 2 倍ほどの差があります。もしこれがそのまま画像に反映するならば、星像は横に流れるはずです。しかし、星の流れ具合は一様ではないので、ガイドエラーに起因するとは考えにくいのではないでしょうか。なお、画像間でのドリフトは起きていませんでした。 e-130D のフォーカサーの遊びか Cloudy Nights の関連記事を読むと、いつも挙げられるのはガイド鏡と主鏡とのたわみで、 OAG で解決するというものです。しかし、冷却用ファンによってカメラが振動するためではないかという意見もありました。たしかに e-130D のフォーカサーには遊びがありますが、ネジを締め