青を強調したHOO合成

 いつも参考にしている、東京在住のCuivさんのYouTubeを参考にして、オリオン座のモンキー星雲を処理してみました。

まだ仕上げの感覚がよくわからないので、どうも不自然になっていると思います。

青を強調する手順

これは、次のビデオを見ていただいた方が良いと思いますが、覚書としてポイントを以下にまとめておきます。
    https://www.youtube.com/watch?v=2QS2Pyhf7as&t=3s

1. EZ SoftStretchでストレッチ

2. PixelMathRGB結合
         R: Ha
         G: Ha*0.3+OIII*0.7
         B: Ha*0.05+OIII*0.95

3. StarNetでスターレスとスターマスクを作る

4. HaOIIIのスターレスも作る

5. RangeSelectionOIIIのマスクを作る
        
プレビューと実際はかなり違うので、何度も試してみる

6. カラー画像にマスクを掛ける

7. Curvesで強調する
         b
を下げる
         c
を少しいじって青を調整する
         G
をやや上げてみる
         R
をほんの少し上げてみる
         S
を上げる

8 . Haのマスクも作る
         OIII
のマスクを外して、Haマスクを掛ける

9. Curvesで強調する
         c
を上げる
         RGB
をわずかに調整する   
         S
をわずかに上げる

10. 周辺減光がある場合は取り除く(フラット補正がうまくいかない場合)
         ABE
degree2にして、subtractionする
         DBE
に周辺だけをポイントしsubtractionする

11. Curvesで強調する
         RGB
S字にする
         S
を調整する

12. DarkStrctureEnhancementをを掛ける

13. 星をPixelMathで合成する

14. EZ star reductionで星像を縮小する

15.ノイズが多いのでTiffで出力し、DenoiseAIを掛ける
         Remove Noise
75
         Sharpne       : 15
         Recover Original Detail    : 10
         Color Noise Reduction     : 0

※撮影データ

撮影地: 横浜市神奈川区

撮影日と時間
 20211105 OIII 72
 20211110 Ha  81
 20211111 OIII 78
 20211112 Ha   48

機材
 赤道儀:AZ-EQ5 GT
 鏡筒 : タカハシ e-130D
 カメラ: ZWO ASI 183MM 0度冷却
 ガイドカメラ: ZWO ASI 290MM

ソフト
 撮影:N.I.N.A
 ガイド : PHD2
 赤道儀:GreenSwampServer

これから

Cuivさんは自分でthe Lazy Geekというあだ名を付けている通り、処理の手順が簡単で、すぐに真似して使えますので、大変参考になります。また、光害地ではナローバンドによって、背景ムラのない画像が得られることを、再度確認しました。今回はナローバンドだけでしたが、自然な色合いを出すためにRGBとナローバンド画像の最適なブレンドを探っていこうと思います。

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