オリオン大星雲のHDR処理

オリオン大星雲をHDR処理してみました。短時間露光の画像はHaRしか撮れなかったのですが、それなりには仕上がるようです。なんとか、トラペジウムがよく見ると分かる程度になっていると思います。


短時間露光はHaRの1050枚ほどでした。そのため、RGBは長時間露光のみにし、L画像だけをHDR処理をすることにしました。長時間露光のHa, OIII, R, G, Bを単純にインテグレーションしたものと、短時間露光のHaRをインテグレーションしたものを作り、この二つでHDR合成とHDR変換を行いました。

HDR変換は、Christopher FosterさんのMy PixInsight Workflowを参考にしました。HDRMultiscaleTransformで、レイヤーが67の画像を作り、それと元の画像をブレンドしました。これですと、一つのレイヤーを選択する必要がなく、最終調整はブレンドの比率を変えるだけで済みます。


なお、今回はナローバンドのHaOIIIRGBにブレンドすると奇妙な色になったため、この方法は使えませんでした。

これから

うまくいったと思ったタカハシe-130Dの主鏡押さえは、昨日の撮影では動いてしまいました。主鏡が上部の押さえゴムに当たっていたようで、星が三角になりました。

今日は主鏡の側面ネジと、主鏡側の保護金属板の間にゴムシートを入れてみました。これはT-FixさんのSE250+α奮闘記」ブログで言及されていて、結局効果がないとされていたものです。その代わりに保護金属板にくぼみをつける方法が紹介されていました。金属を加工する勇気はないので、ゴムシートの効果を検証してみます。

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