淡い天体は難しい・ステラリウムの風景の作り方
とも座Sh 2-302のRGBへのナローバンドの組み込み
1月に撮りためた、とも座Sh 2-302を処理してみました。Askar FRA400のRGBに、タカハシe-130Dのナローバンドを組み込むという、これまでの方法を踏襲しました。撮影時間は次のとおりです。
e-130D, ZWO ASI 183MM(-10度), Ha:255分, OIII: 223分
FRA 400, ZWO ASI 533MC(-10度), 92分
結構時間を掛けたつもりですが、ノイズが多く、星雲もぼんやりしています。淡い星雲の場合は、まだまだ時間が足りないのかもしれません。
ステラリウムのカスタム風景
何度か作っているうちに、少しコツがわかったような気がします。スマホには広角カメラがないので、オリンパスEM-5にBCL-0980を付けて撮影しました。カメラのパノラマ機能は、このレンズには対応していないようなので、GIMPのパノラマ機能で合成しましたが、スマホに比べると、あまりきれいにはできません。
最初にベースとなる、横2048縦1024ピクセルの画像を作り、下半分を黒く塗りつぶし、上半分を透明した画像を作ります。
これに、空を透明にしたパノラマ画像を貼り付け、適当に縮小して次のような風景画像を作ります。
GIMPはこのままにしておき、後でパノラマの拡大・縮小ができるようにしておき、このPNG画像をステラリウムに入れます。
この状態で、コンパスで測った方位と背景が一致するように、① パノラマを拡大縮小する、② landscape.iniの angle_rotatezで方位のオフセットを変更する、の二つを試行錯誤していきます。数回繰り返すと、だんだん実際の風景に合ってきます。これが一番簡単な方法のような気がします。
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