初めての月面撮影・PixInsightのプロセスロード
ASI 290MMを活用して月面撮影
オフアキシスガイダーに移行したとき、ASI 290MM miniを購入したため、それまでガイド鏡撮影で使っていたASI
290MMの行き場がなくなり、月面撮影に使ってみました。
月面撮影に関しては、次のサイトが参考になりました、というよりほぼこの通りに実行しただけです。英語ですが、説明は「簡にして要を得る」の見本のようで、大変分かりやすくなっています。
https://theskysearchers.com/viewtopic.php?t=3893 |
SharpCapで、1,000ショット撮影します。タカハシe-130Dでは、月の半分強が視野に入るので、上下二つに分けて撮影しました。鏡筒が明るいせいか、露出はこのサイトにあるような18ミリ秒ではなく、1.6ミリ秒で十分でした。そのためすぐに撮影が終わります。
Autostakkert!3で、Image StabilizationをSurfaceにし、Local (AP)を選んで、Analyseし、Alignment Point(AP)を144程度にして、Place AP gridボタンを押し、最後にStackします。
Registax 6を使ったwavelet処理でシャープ化しますが、この説明も極めてシンプルで、左パネルの最初の二つのスライダーを、例えば、最初を25、2番目を10程度にするとあります。ほぼこの通りにして、Do Allボタンを押します。
次にGIMPで 端をクロップし、最後にMicrosoft Image Composite Editorで、シャープ化した二つの画像を読み込み、Nextボタンを2回押すだけで、モザイク合成が完成です。
PixInsight 1.8.9でプロセスがロードできない
PixInsight起動時に、保存しておいたプロセスアイコンを読み込ませるには、C:\Program Files\PixInsight\etc\startupにある、startup.scpファイルの最後に、次のようにプロセスアイコンファイル(.xpsm)をオープンするよう指定しておきました。
しかし、3月14日にアップデートされたPixInsight 1.8.9を起動すると、次のようにエラーメッセージが出て、プロセスアイコンは読み込まれません。
PixInsightのフォーラムを見ると、早速にこの問題のスレッドが立ち上がっており(Cannot load Process Icons in startup.scp anymore in PI 1.8.9)、半日ほど待つと、次の解決策が出てきました。
https://pixinsight.com/forum/index.php?threads/cannot-load-process-icons-in-startup-scp-anymore-in-pi-1-8-9.18149/ |
なんと、単にPixInsightのショートカットに起動オプションとして、プロセスアイコンファイルを指定すれば良いのです。これで無事使い慣れたプロセスアイコンが戻ってきました。最初からこれにしておけば良かったのかな?
これから
シーイングはかなり悪く、SharpCapの映像では月面がかなり揺れているのに、最終画像は結構クリアになることを実感しました。満月期には、しばらくこれでいろいろ試してみようと思います。
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