スマホでミニPCを操作して撮影

昨晩は、ミニPCで撮影の練習をしました。モニターはWindowsタブレットではなくスマホを使ってみました。

ミニPCは、次のように三脚のストーンバッグに押し込んでいます(次の画像下にある、赤丸の電源ボタンが付いた黒いボックスです)。見栄えは良くないですが、袋に入れるよりは換気がうまくできるのではないかと思います。


ノートパソコンを出して、電源とUSBケーブルを接続する手間がないだけ、ずいぶんと楽になります。ZWO ASIAIRが人気があるのが分かります。

ミニキーボードは1,000円の無線タイプに

Appleキーボードから、ミニキーボードに変更しました。撮影全体で2回しか使わなかったため、これが正解でした。使わないときはポケットに入れておけます。


極軸合わせからフラット撮影まで

スマホの良いところは、もちろん軽いことだけでなく、ズームインができることです。Windowsタブレットはこれができないため、老眼には見えにくく、タップが正確にできません。

しかし、スマホにも欠点がありますが、これは後で触れます。

次は、すべてスマホのスクリーンショットです。

GSServerの起動

Green Swamp Serverは、ASCOMドライバーをSkyWatcher赤道儀に特化させ、インターフェースを改善させたものと考えて良いと思います。鏡筒の方向がリアルタイムで分かるのが秀逸です。


PHD2の起動

プロファイルは元のノートパソコンで書き出し、このPCで読み出したものがそのまま使えます。ただし、ダークライブラリを再構築していることは、前回の投稿で書いたとおりです。


N.I.N.A.によるカメラの接続と冷却

通常は、開始用のシーケンスを使って、全てのデバイスの接続と、カメラの冷却、極軸合わせのためのズレの計測まで、自動的に行うようにしています。


・オートフォーカス実行

通常は、撮影画像を見ながらフォーカサーを手動で適当に合わせるだけですが(プレートソルブができる程度で良い)、テストのため実行しています。


N.I.N.A.ThreeStarAlignmentによる極軸合わせ

次は極軸ずれの測定が終わった状態です。これくらいズームインすれば、なんとか数字は読み取れます。


次は極軸合わせが終了した状態です。方位・高度ともに1分以内になるようにしています。


PHD2によるドリフトアラインメントで再確認

ThreeStarAlignmentが終わっても、念のため方位だけドリフトアラインメントで確認するようにしています。たいていは次のように調整の必要はありません。


この後、プレートソルブして回転角度を測定し、カメラを0度または180度になるよう回転しています。またシーケンスを使って、テスト撮影していますが、省略します。

・フラット撮影

最初に1枚だけ撮影して確認し、その後で30ないし40枚撮影します。そのため、このときだけキーボードで数値を入力します。


スマホの良いところ・悪いところ

とにかく小さいことは何にも代えがたいところです。それに最初に書いた通りズームインができることがスマホの最大の特徴です。11インチのWindowsタブレットは膝に載せるなどして操作しなければなりません。マウスも欲しくなります。結局テーブルや椅子が必要になります。もう使うことはないと思います。

スマホの欠点は画面が小さいことに尽きます。上のスクリーンショットはほとんどがズームインした状態です。ズームイン・アウトを頻繁にやる必要があります。全体の画面が見えないので、エラーメッセージを見落とすこともありました。もう少し画面が大きければ楽になるのですが・・・

これから

ということで、もう少し大きい画面の、Windowsではないタブレットを探して、結局Fire HD8を注文しました。

まずは、安いこと、Google Playが使えるようにできること(Chromeリモートデスクトップが使える)、今使っているKindle Paper White2012年のもので反応が遅く、これで代用できるかもしれない、という理由からです。

※追記(2022/4/11)

Fire HD8をGoogle Playが使えるようにし、Chromeリモートデスクトップが使えるようになりました。余計なことですが、古いKindleより反応が断然速く、辞書も使いやすいため、これが読書ツールにもなりました。

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