撮影PC環境のLAN化
横浜市から都内の足立区に引っ越しました。団地の1階ですのでベランダからの撮影は無理そうです。団地内の駐車場脇を使って撮影しようと思っています。試してみると、当然ですが駐車場から自宅のWiFiルーターには接続できませんでした。
現在のシステムは次のように構成しています(…は無線、—は有線)。
インターネット…自宅WiFiルータ…撮影用ミニPC — カメラ・赤道儀
… [Chrome Remote Desktop] Fire HD(モニター)
Chrome Remote Desktopは、インターネット接続を前提としているようですので、自宅のWiFiルーターに接続できなければ、使えなくなってしまいます。撮影用パソコンでモニターを使うには、①ミニPCをノートPCに戻す、②HDMI入力があるモニターを購入する(HDMIを無線化する手もある)、③LAN用のルーターを購入してリモートデスクトップ環境を作る、の三通りが考えられるようです。
せっかくミニPCに移行してその簡便さが分かりましたので、①はどうも気乗りがしません。電源もポータブルバッテリーになりますので、ノートPCでは持ちが悪くなりそうです。②では数万円の出費になりますので即除外します。③ですとルーターは安いもので良く、TeamsViewerやマイクロソフトのRemote Desktopが使えるとのことですので、これにすることにしました。ルーターはTP-Link WIFI Nanoを、Amazonで1900円で購入し、ノートPCから無線接続(プライベートネットワーク)します。
TeamViewer
ミニPCにTeamViewerをインストールして、ID(インターネット接続がない場合はIPアドレス)を表示させます。ワンタイムパスワードは面倒なので使わないことにします。
Fire HD側にも、アンドロイドのTeamViewerをインストールしてIDを入力し、「リモートコントロール」ボタンを押して接続します。
次のようにFire HD側にミニPCの画面が現れます。背景はどのように設定しても真っ黒になるようです。下のツールバーには、タッチパッドモードと、マウスモードを切り替えられるボタンがあり、細かい操作ではマウスモードが便利そうです。
マイクロソフトのRemote Desktop
Fire HDにアンドロイドのRemote Desktopをインストールし、リモートのパソコンを検索させると、次のようにミニPCが現れます。
これをクリックすると、次のようにリモートデスクトップが現れます。TeamViewerと違い、背景がそのまま表示されます。
しかし、画面を拡大・縮小するのにピンチイン・アウトが使えないようです。画面上の拡大鏡アイコンをクリックして縦横2倍に拡大するだけです。どうもWindowsパソコンの操作をそのまま踏襲しているようで、使い勝手が良いとは決して言えません。
これから
Remote Desktopは、接続するまでに0x204や0x104のエラーに悩まされ、なんとか接続できるようになっても、ミニPCの設定を少しでも変えると、同じエラーが再び出るようになります。どうも私には使いこなせません。晴れる機会を待って、TeamViewerで撮影できるようにしようと思っています。
※追記(2022/5/26)
実際に外でやってみると、TeamViewerから接続できなくなりました。そのため、ルーターを中継器モードに設定し、自宅のWiFiルーターに外から接続しようとしましたが、今度はルーターが全く認識されなくなりました。Amazonのレビューを見ると、同じような現象が起きているようです。そのため、TP-Link WIFI Nanoは返品し、新たにGL.iNet GL-MT300N-V2を購入しました。
当初、無線ランプが点灯するものの、30秒ほどで電源が切れ、自動的に電源が投入されるサイクルを繰り返していましたが、USB電源アダプタを交換して問題なく動作しました。赤道儀とノートPCを外に持ち出し、ポータブル電源で動作させても、問題なくTewmViewerから接続できます。TP-Link WIFI Nanoが不良品だったようです。
TeamViewerの背景が黒いのは、通信量削減のために、デフォルトでそのような設定になっていたためでした。背景が真っ黒だと、ズームしたときにどこにいるかが分かりにくいので、表示させるようにしました。また、Fire HDによるドラッグ・ドロップ操作が、ダブルタップ・ドロップであることが分かりました。
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